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逆境があるからこそ、私たちは前へ進める――ガンディーの言葉に学ぶ【心に響く法語】

2026.06.22(Mon)

法語

浄願寺のブログへようこそ。
このページを開いてくださったあなたと、下記の法語を一緒に味わっていけたらと思います。

「束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。 悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。 逆境があるからこそ、私は走れるのだ。 涙があるからこそ、私は前に進めるのだ。」

―― マハトマ・ガンディー

典拠

このガンディーの言葉とされる一節は、本人の著作や書簡といった一次史料に該当する原文が記録されていません。

そのため、厳密な歴史的典拠があるわけではなく、後世の日本において彼の不屈の精神や生き様を象徴する格言として詩的に超訳、あるいは名前が仮託された可能性が高いと考えられます。

しかしながら、たとえ歴史的な出典がなかったとしても、言葉そのものが持つ「逆境を糧にする」というメッセージの美しさは変わりません。

だからこそ、国内の書籍や教育機関のコラムなどでも、今なお彼の名言として幅広く親しまれ、多くの人々に紹介され続けています。

(釋圭悟:書)

味わい

この言葉は、苦しみや不自由さといったマイナスの状況こそが、自分をより高く遠くへ押し上げる原動力になるという強い意志を示しています。

束縛があるから反発する力が生まれ、悲しみや涙があるからこそ優しさと強さを備えて前へ進めるという、人間の精神の回復力や弾力性を美しく表現した名言です。


そして、仏教の核心的な教えである「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」や「四諦(したい)」の思想と深く共通しています。

仏教では、生きる上での苦しみや逆境(四苦八苦)を排除すべき悪とは捉えません。むしろ、その苦しみ(束縛や涙)を深く見つめ、正しく向き合うことによってのみ、本当の悟りや心の自由(高く舞い上がること)が得られると教えます。

泥が濃ければ濃いほど、そこから美しく大きな蓮の花が咲く「五濁悪世(ごじょくあくせ)の蓮華」の例えのように、逆境という土壌があるからこそ、人間は精神的に大きく前へ進むことができるという点で、両者の精神は完全に一致しています。

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